書道

伝統文化オンラインレッスンレビュー#09亜由美先生のペン字講座

こんにちは!伝統文化オンライン事務局の佐藤です。
先日、伝統文化オンラインで実用書道のレッスンを受けてみました!


亜由美先生
私の教室のコンセプトは「心を整え、書を楽しむ」こと。字を上手く書くことだけが目的ではなく、心も整えることを。そんな時間を大切にしています。オンラインでも温かく、丁寧に、ひとりひとりのペースを大切に進めていきます。

※伝統文化オンラインでは亜由美先生の「大人のためのペン字講座」を開講しています!

〜レッスン予約〜

気になるレッスン・先生の開講日を予約します。
開講していない場合も、レッスンを受けたい講座や先生がいればお気軽にお問合せください!
事務局にて会員さまと先生のレッスン日を調整いたします。

お問い合わせはこちら

〜レッスン開始〜

レッスン時間になったら事前に送付されるZoomのリンクをクリック!
亜由美先生のペン字講座が始まります。

亜由美先生

書工房の亜由美と申します。
今日はよろしくお願いいたします。

ペン字は初めてですか?

佐藤

よろしくお願いいたします。初めてです!

亜由美先生

私のペン字の授業では、基本的にひらがなの練習をします。
今回の課題は「ありがとう」なので、それを練習していきましょう。

佐藤

わかりました!

亜由美先生

まずはひらがなの成り立ちについてお話させてください。

ひらがながどうやってできたかご存じですか?

佐藤

漢字だったものが簡略化されていったイメージがあります。

亜由美先生

そうですね!中国大陸から日本に伝わってきた漢字が元になっています。

それを日本独自の文字として広めていったのがひらがなです。 ひらがなは日本にしかない文字なんですね。
ひらがなを美しく書きたい場合に、どのような順番で勉強していくかをお話します。

どういう漢字からこのひらがなが出来たか、ということを理解した上で書くことが大事です。
形への納得がいきますし、正しい書き順がわかることでバランスよく書けるようになります。

佐藤

元の漢字を知ること、大事ですね!

亜由美先生

理解したうえで字を書くと、こういう書きかたがいいな、この文字との組み合わせのときはこうしたほうがいいな、ということがわかりやすくなりますので、理論的に勉強しながらやっていきたいと思います。

佐藤

ひらがなの成り立ちを意識しながら書いたことはありませんでした。 とても興味深いです。

亜由美先生

では次に漢字の変遷についてお話していきます。

亜由美先生

漢字の書体は5つあり、篆書(てんしょ)がいちばん古い書体です。篆書の中でも甲骨文、金文、小篆(しょうてん)という3分野に分類することができます。

そしてここから早書(はやがき)になっていきます。
隷書ができて、隷書からそれぞれ草書、行書、楷書ができます。
普段書いている漢字は楷書ですね。

草書体から発展したものがひらがなといわれているので、草書を理解していくことが大切です。

佐藤

ひらがなは草書が元になっているのですね。

楷書や行書には親しみがありますが、草書には触れる機会が少なかったので新鮮です!

亜由美先生

では早速「ありがとう」を書いてみましょう。

~佐藤、「ありがとう」を書く~

佐藤

書けました!

亜由美先生

ありがとうございます。

では今書いていただいたものを添削させていただきます。
まず、「あ」はなんという漢字が元になっているかわかりますか?

佐藤

安部さんの「安」ですかね?

亜由美先生

そうです!「安」の草書体はこちらです。

ペン字、書道に共通して言えることですが、大事なことはトメ・ハネ・ハライです。

亜由美先生

「あ」のトメ・ハネ・ハライのポイントは3画目です。
トメる部分がこちらの2か所(画像の・の部分)で、ハライが終わりの部分ですね。

また、2画目の終わりと3画目のトメの部分の位置を揃えるといいと思います。

更に、2画目と3画目の間を狭くすると、更にシュッとした雰囲気になりますよ。

次は「り」です。元になった漢字はなんでしょう?ヒントは、へんとつくりがあるものです。

佐藤

便利の「利」でしょうか?

亜由美先生

そうですね、便利の「利」です。

草書で書くとこうなります。

亜由美先生

「り」の1画目が短いので、もう少し伸ばして書きましょう。

また、2画の間は中心を広く、上は狭くなるように書きます。
ですので、一画目は少し膨らませて書くようにします。

2画目の始まりの部分は今より近づけて書き出し、膨らませながら下に行くように書いてみましょう。

佐藤

わかりました!

~残り三文字も添削していただきました。~

亜由美先生

では今のポイントをふまえて、この添削を見ながら書いてみてください。

佐藤

先ほどペンの持ち方について教えていただいたのですが、ペンの角度は立てたほうがいいのでしょうか?

亜由美先生

ペンは、紙から45度くらいの位置に倒すと書きやすいです。
立てて持つのは、小筆のかなの書き方なんですね。

佐藤

わかりました!やってみます。

~佐藤、「ありがとう」を再度書く~

佐藤

できました!

亜由美先生

いいですね!書いてみていかがでしたか?

佐藤

ペンの持ち方を変えたので、慣れなくて難しかったです。

亜由美先生

そうですね、持ち方が変わると慣れるまで大変かと思います。

慣れるといつもの持ち方より可動域が広がるので、よく書けるようになっていきますよ。

亜由美先生

全体的によく書けていますね。「り」「が」「と」が特にいいと思います。

「あ」の三角の空間をもっと見せたいので、3画目を書くときに「の」のようにたゆませて書くといいですね。

また、「う」の空間が狭くなっています。3画目の終わりが左側に寄っているので、傾きを下にするように意識して書くといいと思います!

佐藤

ありがとうございます!

亜由美先生

本日はこれで終わりですが、なにか質問はありますか?

佐藤

文字がバラバラに感じるので、5文字のバランスの取り方を知りたいです。

亜由美先生

バランスを取るには、ひとつ上の字の中心をよく見ながら書きます。

「あ」と「り」の中心は合っているので、「が」を書くときはひとつ上の「り」の中心を意識してみてください。右利きの方は、徐々に右側にずれていく傾向があります。5文字だけでなく、文章を書くときにもひとつ上の字の中心を意識することでバランスがよくなっていきますよ!

佐藤

わかりました。ありがとうございます!

まとめ

添削画面がとても見やすく、理解しやすいレッスンをありがとうございました!

書いているところを見てもらうことで、ペンの持ち方にも気づいていただけてご指導いただいたり、質問タイムでバランスの取り方についてもご指導いただけました。

30分で大変学びのあるレッスンでした。亜由美先生、ありがとうございました!

伝統文化オンラインでは亜由美先生の「大人のためのペン字講座」を開講しています!

ぜひ、気軽にご参加ください。