書道

今から書道をはじめたい方へ、メリット・デメリットをまとめました

書道といえば、習い事として長年不動の人気のイメージがありますよね。
書道を習うとどんなメリットがあるのでしょうか?
字がきれいになるイメージはあるかと思いますが、実は魅力的なポイントが盛りだくさんなのです!

魅力的な面だけでなく、心配な面やデメリットについても併せて紹介していきます。
ご自身だけでなく、お子様の習い事としてお考えの方もぜひチェックしてみてくださいね。

書道のメリット

正しい姿勢や礼儀を学べる

美しい字を書くためには、正しい姿勢を保つことが大切です。
はじめは慣れないかもしれませんが、繰り返すうちに正しい姿勢を身につけることができます。
正しい姿勢で書くことで集中力が高まり、文字に反映されます。

また、書道では礼儀作法も大事です。
講師への挨拶にはじまり、道具のそろえ方や終わった後の片付け方まで、様々な作法を学びます。
教えてもらう立場として、背筋を伸ばす。
これは書道だけでなく、これからの様々な学びの中で役に立つでしょう。

習字では、大人も忘れかけていた礼儀や忍耐を学ぶことが期待できます。

文字をきれいに書く癖がつく

バランスのとれた見栄えのよい文字を書く力が鍛えられるため、普段から自然ときれいな字が書けるようになります。

誰しも一度はきれいな字に憧れた経験はありますよね。
「字は体を表す」「書は人なり」と言われるように、美しい字は見た人に、きちんとしている・知的であるなど好印象を与えます。

自信がつき向上心が生まれる

人前で字を書く場面があっても、自信を持って書けるようになります。
字を見た第三者から褒められることで、さらに自信に繋がるでしょう

また、書道には級や段といった位があります。昇級・昇段によって自信がつき、さらに上の級や段を目標に頑張ろうという向上心の芽生えにも期待ができます。

書道のデメリット

服やバッグが墨で汚れてしまう

汚すつもりはなくても、気が付かないうちに服などに墨がはねていることは多いです。
墨はすぐに洗えば落とせますが、お稽古をしてきた後の時間が経った墨は落とすことは困難です。

黒などの汚れが目立ちにくい服や、汚れてもいい服を用意したほうが安心です。
多少の汚れは仕方がないと割り切ることも大切ですね。

教室代や書道セットなどのコスト負担がある

一般的に書道はほかの習い事に比べて月謝が安い傾向にあり、メリットとして挙げられることも多いです。
しかし書道では指導料に加えて道具にも費用がかかります。
墨汁・半紙・筆は消耗品で定期的に購入する必要があるため、そこをデメリットに感じる方も少なくはないでしょう。

さらに書道展やコンクールなどに熱心な教室であれば、参加費や運営費などを求められる場合もあります。
このような費用面については教室によって違うので、自分の予算に合った教室を探せるといいですね。

向き不向き、講師との相性も

多くの場合、字がきれいになるケースが多いですが、その一方で、なかなか上達しない人も見られます。
どの分野にも言えることですが、必ずしも上手くなるという保証はなく、上達は個人差が大きいことを覚えておかなければいけません。

また、講師との相性も重要です。相性が良くないとやる気が損なわれますよね。
講師の指導方針と性格が合っていると、講師に親しみをもって前向きに取り組めるでしょう。

講師が考える書道のいいところは?

伝統文化オンラインでは、オンラインの書道講座を行っています。
所属している講師にも、書道の良さを聞いてみました!

型にとらわれず、思い思いに筆を動かすことで自分と向き合いましょう

書道は字をきれいにするためだけのものではありません。
日々の喧騒から離れ、心を落ち着かせて自分の字と向き合います。
現代の生活はせわしなく、なかなか心を落ち着かせて何かに没頭する時間を持つことは難しいと言えるでしょう。

1日5分でも10分でも良いのです。
筆を持ち、紙に書く。動作はシンプルですが、少しずつリラックスができて、凝り固まった心を解放できるようになっていきます。
書道にはそういう魅力があるのです。

「今日は半紙ではなくて、別の紙に書いてみよう!」
「いつもはお手本を見て書いているけど、今日は思いのままに書いてみようかな。」

など、その日の気分に合わせて、柔軟に好きなようにトライしてみるのもとても良いと思います。
墨汁ではなく墨を用意し、自分でするのもいいですね。

型にとらわれず、思い思いに筆を動かす。
あらゆる考え事をいったん忘れて、リラックスしながら自分と向き合う。
忙しい日々のなかですが、ぜひ書道という趣味をたしなむ時間を作ってみていただきたいですね。

書道で文学や言葉に興味を持ちました

書道のメリットはまず字が綺麗になること、それから集中力がつきます。
呼吸と共にゆっくり筆を動かすことで何も考えない無の時間を持つことができます。

そして、文字や言葉にどんどん興味が湧いてきます。
私は書をはじめたことで、日本の文学をもっと学びたいと思い、60歳少し前に大学院に入学しました。

書で和歌や俳句などを書くうちに自分でも、つくるようになりました。
書をやっていたおかげで、自分の世界が広がったと思っています。

まとめ

書道は、字がきれいになることの他にも魅力的な部分が多い印象でしたね。
子どもだけでなく大人にも嬉しいメリットがあります。

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