書道

出来てる?書道の筆の持ち方を確認しよう

書道をこれから始めたい方、子どもの小学校で習字の授業が始まった方、書道の筆に持ち方があるのをご存じですか?
実は普段の鉛筆の持ち方とは少し違いがあります。

今回は筆の持ち方を知りたい方や、子どもに正しい持ち方を教えたい方に向けて、筆の基本的な持ち方をご紹介いたします。

基本的な筆の持ち方

双鉤法(そうこうほう)・2本がけ

親指・人差し指・中指の三本の指で筆の軸をつまむ様に持ち、下から薬指と小指で筆を支える持ち方です。
筆にかかる指の数が多いので動かしやすく、力強い線を出しやすいのが特徴です。

とめはね等がしっかりとしている漢字を書く時には双鉤法がおすすめです。

単鉤法(たんこうほう)・1本がけ

親指と人差し指で筆の軸を軽く持ち、残りの3本の指を筆の下側に軽く添える持ち方です。

箸や鉛筆の正しい持ち方に似ていますが、鉛筆を持つ時のように筆を倒しすぎないよう注意しましょう。
小筆を使う場合は、双鉤法よりもこの持ち方が書きやすいです。

基本的な腕の構え方

懸腕法

肘を宙に浮かせてかかげるように構えます。
字を書く時は、手先だけで書くのではなく、腕全体を動かして書きましょう。

大筆で書くときに使われる構え方です。

提腕法

名前や小字を書く場合に安定させるため、手首を机の上につけて構えます。
小筆で書くときに使われる構え方です。

枕腕法

左手を右手の枕のように手首のあたりに添えます。
字を書く場合、筆を持った右手を動かすとともに左手を移動させます。
こちらも小筆で書く時に使われる構え方です。

正しい姿勢も大事

きれいな字を書くには、姿勢が良くなればいけません。
真っ直ぐに線が引けること、複数の字を真っ直ぐに並べて書くことができることが基本となります。

そのためには、肘を自由に動かせることと、目線が正面を向いていることが大切です。
紙に対して正面に座り、背筋を伸ばして書くことを意識しましょう。

まとめ

筆の持ち方や、腕の構え方など姿勢についても紹介しました。
こちらを参考に書道に挑戦してみてください。
お子様に教えるときにも役立てていただけたら嬉しいです。

伝統文化オンラインでは昌湖先生、翠玉先生の書道教室を開講しております。
初心者の方も大歓迎です。
オンラインで気軽にスタートができますので、もしご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。