書道

小筆の使い方を覚えよう!綺麗に書くコツをご紹介

名前を書くときに使う小筆ですが、力みすぎたりして書きにくく、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は小筆の扱い方や、きれいに書くためのコツをご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。

小筆のおろし方

新しい筆は、糊できれいな円錐形に整えられています。
使う前に糊をほぐすことを「筆をおろす」といいます。

小筆の場合は、三分の一程度をおろしましょう。
指でほぐしたり、ティッシュなどを水に濡らして、おろしたい部分を拭うようにする方法もあります。

小筆の持ち方

正しい小筆の持ち方は、まず鉛筆の持ち方をします。
このままだと筆が倒れすぎていて書きにくいので、筆を立てるイメージで起こしましょう。
これでグンと書きやすくなります。

鉛筆持ちのままだと、筆先の紙面に接する角度が寝ているように傾いているため、筆で紙をなでたような弱い線になってしまいます。
筆を立て、書き始めの面積が少なくすることで、筆が進みたい方向へ楽に書くことができます。
立てるときの角度は机に対して45度程度がちょうどいいでしょう。

コツは慣れる事

小筆は、大筆と比べてしっかり練習することが少ないです。
大筆とは別物と考えて、基本の縦線、横線からしっかり練習するようにしましょう。

練習を続けると小筆の扱いにも慣れて、コツをつかむことができます。
とめ、はね、はらいも小筆を使って練習を重ねましょう。

最後に小筆のお手入れで気を付けること

筆は使い終わったら墨を拭き取り、形を整えましょう。
そして筆が痛まないようによく乾燥させます。

吊り下げられる紐がついている場合がほとんどなので、吊るしてしっかり乾かしてからしまいましょう。
しまうときは毛先保護のため、筆巻でくるんでおきます。

すぐに吊るして干せないときやプラスチックキャップを使う場合は、キャップの先端を切って空洞にすることをおすすめします。
先端を開けておくことで空気が入り、乾燥させることができます。

まとめ

小筆の使い方について紹介しました。
まずは小筆について知り、大筆と同じくよく練習することが大切ですね。

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