書道

名前の綺麗な書き方を覚えよう|習字の名前の書き方を解説

習字の作品を書いたときに、名前を書く位置に迷ったことはありませんか?また、名前をうまく書けないという悩みをお持ちの方もいるでしょう。自分の名前をきれいに書けると、色々な場面で役立ちます。この記事では名前を書く位置や、うまく書くポイントをご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね。

名前を書く位置は?

名前を書く位置は、基本的に用紙の左端です。今回は学年を名前どちらも書く場合の位置をご紹介いたします。

半紙の場合、まずは上に1文字入るくらいの余白を取り、学年を書きます。学年を書いたら、1文字間隔を空けて名前を書きます。また、名前の一番下には余白を作るようにしましょう。

条幅という書初めなどで使う長い紙の場合、清書の文字の1文字下から学年を書き、1文字余白を空けて名前を書くと、スッキリとした印象に名前が収まります。

作品を書く前に、全体のバランスと一緒に名前を書く位置をイメージすることも大切です。また、名前は縦に並ぶため、文字の中心を揃えることを意識しましょう。練習の時に、半紙に文字の位置や名前の中心線などの折り目をつけておくと、コツをつかむのに役立ちます。

また、楷書の作品に名前を入れるときは楷書で、行書の作品には行書で、というように書体を合わせましょう。

小筆の使い方

小筆を始めて使うときは、糊付けされている毛先をおろしましょう。全体をおろすのではなく、毛先から3分の1程度をおろします。使いづらい場合は、おろす部分を少しずつ増やしてもいいでしょう。

基本は同じ

正しい姿勢や筆の持ち方

書道で文字を書く時の正しい姿勢は、机とお腹の間に握りこぶし一つ入るくらい空けて座ります。背筋を伸ばし、腕を上げて肘(ひじ)から手首までが、水平になるようにして筆を持ちましょう。

小筆の持ち方は、まず鉛筆の持ち方をします。このままだと筆が倒れすぎていて書きにくいので、筆を立てるイメージで起こしましょう。これでグンと書きやすくなります。

 鉛筆持ちのままだと、筆先の紙面に接する角度が寝ているように傾いているため、筆で紙をなでたような弱い線になってしまいます。筆を立て、書き始めの面積が少なくすることで、筆が進みたい方向へ楽に書くことができます。立てるときの角度は机に対して45度程度がちょうどいいでしょう。

とめ、はね、はらい

小筆で名前を書く場合も、とめ、はね、はらいを意識しましょう。大筆と基本の筆使いは同じですが、大きさが違えば感覚も違います。まずはとめ、はね、はらいだけで繰り返し練習してもいいですね。

何度も書くこと

作品に名前を入れる前に、名前だけを何度も繰り返し書くことが大切です。普段鉛筆などで書き慣れている名前ですが、小筆で書くとなるとまた違いますよね。小筆で何度も名前の練習をしたうえで、清書に名前入れをすることが理想的といえるでしょう。

見本を先生に書いてもらうのも◎

普段の作品と同じように、名前の見本を先生に書いてもらうのもいいでしょう。見本がないまま練習するよりも格段に早く上達できます。

まとめ

習字の名前の書き方についてご紹介いたしました。書く位置やポイントをおさえ、繰り返し練習することできれいに名前を書けるようになります。

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