書道

書道を習うのに適した年齢は?何年生がベスト?

子どもの習い事を何にするか、いつから始めるべきか、とても悩みますよね。
近年は様々な習い事があり、選択肢が増えているので、決めかねて悩んでいる親御さまも多いのではないでしょうか。

その中でも書道は、字をきれいに書けるようになるだけでなく、姿勢や礼儀などを学び、自信をつけるために良い習い事です。
そんな書道を始めるのにどのくらいの年齢から始めたらいいかをまとめました。
ぜひお子様の習い事の参考にしてみてください。

幼児期(4歳~6歳)

書道教室が受け入れ開始する年齢

4歳ごろになるとひらがなを読んだり、鉛筆や筆を持って書いたりすることができるようになります。
字を書くうえでは、文字の読み書きが基本になるため、4歳から受け入れる教室が多いです。

小学校入学前の6歳前後は、字の書き方を覚えている最中です。
この段階で書道を始めることにより、正しい字の形や書き順をスムーズに覚え、字にクセが付きにくくなるメリットがあります。

硬筆からスタート

年齢が低いと墨を誤飲したり、服や体を汚したりしてしまう可能性もあるので、筆ではなく鉛筆での硬筆から始める教室もあります。
扱ったことのない筆ではなく、鉛筆から始めることで親しみやすくスタートできるでしょう。

また、近年では墨を使わず水で書く「水書き」で段階的に毛筆の練習を行う教室もあります。
水書きで毛筆に慣れ、ある程度慣れてきたら実際に墨汁を使って書く練習をしていくのです。
こうすることで子どもの成長段階に合わせたレッスンが受けられます。

小学校に入る前のトレーニングとして

クセがつく前に鉛筆の正しい持ち方、書き順などを早い段階で身につけておくことで、小学校への入学準備にもなります。
また、書道では集中力や忍耐力、正しい姿勢や礼儀作法などが身につきます。

小学校入学と共にスタートする授業も、書道で身に付けた集中力があると安心です。

小学校低学年(6歳~8歳)

学校で習字が始まるのは3年生から

小学校では、3年生から毛筆の授業が始まります。
低学年から習字を始めると、授業より先に道具の扱いに慣れることができ、子ども自身も安心して授業に臨めます。

書道をはじめるタイミングとして最適

小学校に入学すると毎日の授業で字を書くようになります。
正しく読みやすい字を書くうえで、書道を始めるタイミングとしてはちょうどよい時期です。

6歳〜8歳は書道教室に通い始める子どもが多い年齢層といわれています。

授業前のトレーニングとして

学校では、道具の使い方や基本の書き方などを先生が教えてくれます。
しかし、慣れないうちは授業の時間内にきれいに、丁寧に文字を書く練習まではなかなかできません。

学校での授業が始まる前に、道具の使い方や基本的なことを知っていると、自信を持って取り組めます。
時間に余裕ができ、授業内でもよく練習することができるでしょう。

小学校中学年~高学年(8歳~12歳)

学校で始まっているため抵抗なくはじめられる

文字を書くことにも慣れ、道具の使い方もわかっているため、習い事として抵抗なく入っていけるタイミングです。
低学年の時期に比べて集中できる時間も長くなり、上達が早いといわれています。

友だちの影響で

友達が上手に書いているのを見て自分もやってみたいと思い始める場合も多く、モチベーションが高い傾向にあります。
友達と競い合ったり、学校や家以外の場所で自分の居場所を作ることも期待できます。

逆に中学受験前で辞めてしまうケースも

中学受験する場合は、受験準備のための勉強時間が増えるので、時間が取れず辞めてしまう場合もあります。
書道が好きなら息抜きの時間になるかもしれませんが、憂鬱な気分になるなら続けられませんよね。

受験をする場合は、書道を続けるかどうか子どもの希望を確認するようにしましょう。

中学生~高校生

本格的に書道に向き合うお子さまに

中学生~高校生になると、集中力や何かに取り組む力が格段に上がっているので、本格的に書道に向き合うことができます。

部活動やコンクールなどで活躍するために

学校の書道部に所属すると、毎日学校で活動できます。
一緒にがんばる仲間がいる為、さらに書道に没頭することができるでしょう。

コンクールに向けて練習を重ねるのもいいですね。

進学の際の一芸として

近年では一芸入試を取り入れる大学も増えています。
受験者が持つ実績や志望理由などを元にして選考を決める入試方法です。
文化・芸術・社会活動選抜を導入している大学もあります。

成果を数字で説明できるようにすることが重要です。
コンクールへの参加・受賞経験などの結果があればわかりやすい活動実績となり、合格へのチャンスが高まります。

大人世代にも

大人の習い事として

大人になってから書道を始める方も少なくありません。
趣味をたしなむ時間を持ちたいという理由で始める方もいますし、子どもが習い始めるタイミングで一緒に教室に通う親御さまもいます。

書道にはリラックス効果もあるので、日々の疲れを癒すいい時間になるでしょう。
年齢を重ねても続けられますし、生涯の趣味になるかもしれないですね。

大人になってからの書道はきれいに書くということだけではなく、さまざまな筆遣いを学んだり、自分の作品を生み出したり、表現や創造といった面が大きくなります。
子どもの頃とは違った楽しさを感じることができるでしょう。

大人の教養として

書道では集中力が身につく、正しい姿勢が身につくなどのメリットがあります。
また、礼儀作法や忍耐力も学ぶことができます。

漢詩や和歌などを書くことで文学について触れることができるので、教養を深めることも期待できます。

まとめ

書道をいつから始めるか、年齢それぞれに違ったメリットがありましたね。
お子様の性格によっても違うので、それぞれのメリットを見て参考にしていただけたら嬉しいです。

もちろん大人になってからも始められます。
興味を持ったタイミングが始め時です!

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